INTERVIEW

諦めにも似た音楽への深い愛 – NYAI 2nd full Album『HAO』リリースインタビュー –

MUSIC 2019.08.30 Written By 小倉 陽子

耳障りの良いポップなメロディ、オルタナギターロック好きには堪らない硬派な展開・ザラついたギター、忙しく跳ね回る軽快なドラム、そして決して熱の上がらない、それでいて美しい男女ツインボーカル……どこかに振り切ってしまいそうなそれぞれの要素をそのまま奇跡的なバランスで保ち、「ゆるふわ」と表現される脱力感を盾にしなやかに佇んでいる。

 

それが福岡のNYAI(ニャイ)というバンド。結成8年というキャリアの中で、ほとんど県外ではお目にかかれないゆるやかな活動ながら、じわじわと全国の早耳リスナーに発見され、満を持してリリースされた2ndフルアルバム『HAO』はタワーレコードのタワレコメン※の2019年7月度に選ばれた。

(※ブレイク前のアーティストをプッシュする名物企画)

 

NYAIのことをもっと知りたい想いがつのり、京都と福岡という距離ながら、Vo / Gt.takuchanにオンライン通話でインタビューを行った。愛すべきポイントとして「捻くれ」ているなんて言われるNYAIの音楽だけど、冷静に好きな音を選び、進むべき道を歩み続けるその姿はむしろ「真っ直ぐ」なのだと確信した。

音楽を聴いてもらえる方法はいくらでもあると思って開き直っていた

──

始めに結成時のことをお伺いしたいのですが、NYAIはmixi(2000年代後半に全盛期を迎えたSNS)でのメンバー募集を経て結成されたんですよね。募集に至るまではどのように音楽と関わってこられたのですか?

takuchan

僕はかなり長い間バンドはやっていなくて、純粋なリスナーだったんですよ。思春期のころに好きだったくるりやSUPERCARNUMBER GIRLは、僕の住んでいた田舎ではマイノリティーな存在で、話ができる人が周りにいなかったんです。「一緒に音楽やろう!」と言えるような友達もいなくて、バンドを組めないまま社会人になり……でも音楽はずっと好きで色々聴き続けていました。

──

ずっとリスナーだったのに、突然バンドメンバーを募集しようと思ったのは何がきっかけだったんでしょう?

takuchan

ひとつは失恋をしまして。仕事をして恋愛をして、リスナーとして普通の会社員の生活を送るんだろうと思っていたんですけどそうではなくなったので、じゃあずっとやってみたかったバンドをやろうかと思って。

 

もうひとつは、僕らの学生時代って雑誌やラジオで気になる音楽を見つけたら、CD屋に行ったりレンタルしたりっていうサイクルで、ひとつ新しい音楽に辿り着くまで割と時間がかかっていたじゃないですか。でも2010年前後にYouTubeが出てきたりしたことで、今のも昔のも順を追わず並列に気に入った音楽が聴かれて、面白い音楽が生まれそうだなぁと感じたんです。それに、DTMソフトですぐ作曲も始められるし、楽器も安価で手に入る。当時、神聖かまってちゃんが好きでよく聴いていたんですけど、ネット環境が発達して音楽の発信の仕方が豊かになって、製作にも割とすぐに手が出せる時代になったんだなと。これなら僕にもできそうだなと思ったことが大きいです。

──

学生時代より作り手になることへのハードルも下がっていたんですね。募集はどういうテーマで、どんなメンバーを集めようと思ったんですか?

takuchan

最初は「暇つぶしにコピバンでもやりましょう」みたいなゆるい感じですね。mixiだし、そんなに本気を出す雰囲気でもないかなと思って。それで最初に応募してきたのがGt. showheyちゃんだったんですけど「僕、実はギターの専門学校に通ってるんですけど、そんなにガチではやってないんで!」って言ってきて、何故かお互いにガチじゃないアピールをしあってました(笑)

──

NYAIのゆるさの起源を感じますね(笑)

takuchan

募集を始めてから思ったより早く初期メンバーの5人が揃ったんですけど、それから半年くらいはスタジオでコピーばっかりして、終わったら飲みに行っての繰り返しで、遊びみたいな感じでした。結成の少し前から自分ではオリジナルの楽曲も作り始めていたんですけど、誰にも披露したことがなかったからNYAIのメンバーに聴かせるのも恥ずかしくて。半年経ったころに勇気を出して「実はオリジナルやりたいんだよね」って言ってみたらメンバーの賛同を得られたので、そこからしばらくはオリジナルの楽曲をひたすらスタジオで練習する日々でした。

──

NYAIのメンバーがtakuchanにとって最初のリスナーだったんですね。「コピバンやりましょう」で集まったメンバーと、バンドを続けていくモチベーションは上がっていったんでしょうか

takuchan

まあ最初はゆるやかに活動していたので……どちらかというとメンバーがどうしたらバンド活動を楽しんでくれるかな、みたいなことを考えていました。Dr. アヤノ(・インティライミ)さんがNUMBER GIRL好きだから、ナンバガっぽい曲を作ろうと思ってできたのが1stDEMOに入っている  “夏しちゃってるガール” だったり。メンバーがこういう楽曲だったら喜んでやってくれるかなみたいな感じでいろいろ作っていたんですけど、 “life is DEMO“って曲を作ったときに、ちょっとNYAIというバンドらしさがでてきたような手応えがあって。それをMVまで作ってYouTubeにアップしたら、これが結成したてのバンドにしては割と反響があったんですね。あと、showheyちゃんが学校でミックスの勉強をしていたので、割とすぐ音源を作れてバンドっぽい活動ができていたと思います。

──

ライブはされていなかったんですか?

takuchan

ライブをすることに何の知識もなかったんですよ。ツテもないし、ライブハウスのこともよく分からなくて、ブッキングっていう制度も知らないくらいだったんですけど、一年ぐらいして、UTERO(ユーテロ)っていうライブハウスにやっと出るようになりました。当時NYAIは既にほとんどのメンバーが仕事をしていて、しかもメンバーに美容師がいたので月曜日の祝日にしかライブができなかったんです。でもUTEROに出ているバンドは大学生やそのOBが多かったので、バンドサークル出身でもなくほとんどブッキングライブにも出ない僕たちは、シーンの人たちからみたら「なんだあのバンド」ってなっていたと思います(笑)。バンドマンの友達もいないし、当たり前だけどイベントにも呼ばれなくて、認められていないな……って感じていました。

──

NYAIは福岡のライブハウスで育ったというより、配信などを利用して福岡以外の人にも向けて発信して成長した、という感じなんですかね。

takuchan

ライブハウスに馴染めていなかったですからね。なにがなんでも福岡でというより外堀から攻めるというか「いくらでも音楽を聴いてもらえる方法はあるんだから」と開き直ってはいました。活動ペースとか繋がりだけじゃなくて、純粋に音楽で評価して欲しいって言えばきれいごとなんですけど、どうしたら認めてもらえるかっていうのは常に考えていましたね。

──

takuchanが考えていた、認められる方法ってどんなものだったんですか?

takuchan

確信があったわけではないけど、何でも自力でできる時代だし、CDもMVも自分たちで作れるじゃないですか。調べればCDのプレスも流通も全部できるって分かったんで、「じゃあ自分たちで1stアルバムを作って全国流通させよう」ってことで『OLD AGE SYSTEMATIC』ができたんです。ライブがたくさんできるわけでもないし、とにかく形にすることが大事だって思ったんですよね。

──

それでアートワークやMV製作も自分たちでやっておられたんですね。もしライブがもっとたくさんできていたら、活動の形は違っていたと思いますか?

takuchan

どうだろう……アヤノさんは技術もあるし、もっとライブしたい派だったんですけど、僕とかshowheyちゃんはあんまりライブやりたくなくて。音源はめちゃくちゃ一生懸命作るんだけど、それをライブで再現するのって難しいじゃないですか。やってみたいと思ってやるんだけど、あんまり上手くいかないから落ち込んで(笑)。ライブに対してコンプレックスもあったから、音源作る方が楽しかったし注力していた感じですね。

誰かの心を動かす楽曲を作ることは、喜びであり呪いでもある

──

リリース日の2週間後、folk enoughとのレコ発で京都に一緒にいらっしゃったStrobolights、K-19の4組はみんな世代も音楽性も随分違いますけど、福岡シーンのひとつなのかなとか、どういう繋がりなのか気になっていました。

takuchan

あの4組は、フロントマンが定期的に集まって俳句を詠む仲なんですよ。福岡ってひとつひとつのシーンも大きくなくて、良くも悪くもみんながゆるやかに繋がっているんです。

──

福岡で影響を受けたバンドはいるんでしょうか?

takuchan

folk enoughには影響受けましたし、あとは2907831とか魚座ですね。他にもたくさんいますけど、その3バンドは福岡のバンドならみんな大好きというか、本当にミュージシャンが好きなミュージシャンという感じで別格です。そういう地域の至宝みたいなバンドは、福岡だけじゃなくて各地にいるんだと思いますけど。

──

そうですね、京都にもいますし、そういうバンドのことはみんな大好きですよね。どういうところを影響受けていると思います?

takuchan

マイペースに良い音楽をつくっているところとか、ライブのときのたたずまいもそうですけど、音楽好きが聴いたら必ず引っ掛かる格好良い音楽をやっているところは本当に尊敬しています。音源でもライブでも、前知識がなくても問答無用で感動させられるというか。folk enoughはどんな形になってもバンドを続けているところもずっと自分たちの前を行ってくれていると思いますし、みんなNYAIを始めるまでは知らなかったバンドですけど、ああなりたいと思える先輩たちですね。

──

2ndアルバム『HAO』についてお話を伺いたいのですが、今作は全国流通を意識し「ポップな曲を作った」とおっしゃっていましたが、具体的にどのような部分を心掛けて作っていかれたんでしょうか?

takuchan

1stアルバム『OLD AGE SYSTEMATIC』は絶対にこの作品で認められたいっていう気持ちがあったので「とにかくポップに、そしてハイファイ」を目指したんですけど、まあそんな最初から売れるわけはないんですよね。その反動で、もう流通しなくてもいいからミニアルバムで好きなことやろう、って作ったのが次にリリースした『Out Pitch』でした。

 

一人で部屋で楽しむ音楽というか、暗くてローファイな作品になったので、次はハイファイだなって思って『HAO』をつくったんですけど、『Out Pitch』の流れも汲みたいと思ったんですよね。

──

『Out Pitch』の流れではないかもしれないですけど、『HAO』の中の “spicy beans”はひときわ捻くれていてオルタナなところが私はとても好きです。

takuchan

 “spicy beans”は僕の中ではめちゃくちゃポップに仕上げたと思っているんですけどね。元々はもっとドロドロぐちゃぐちゃしていたんですけど、バンドに持っていってポップに磨かれました。『HAO』の中のオルタナ要素もドロドロも初期ニューウエイヴ感も、色んな要素を感じてもらえてると思うんですけど、どれも全部ポップだと思って完成させています。

──

これまでのNYAIの楽曲は、演奏が少々感情豊かになっても、曲の展開やボーカルが淡々としていてそれでNYAIらしい「捻くれ感」と言われる冷静さみたいなものが一貫していたと思うんですが、今作の “Yumeshibai” では展開もボーカルも感情が爆発していて、NYAIの新境地という感じがしました。 “Yumeshibai” はどうやってでき上がったんでしょうか。

takuchan

あれはもう色んな人に良いって言っていただくんですけど、自分の中ではRadioheadの “Creep” なんですよね。もはやギャグというか、今Radioheadが “Creep” をやったら、おいマジかよってなるじゃないですか。 “Yumeshibai” のコード進行がいなたい感じから爆発するのとかベタ過ぎるなと思って。別にああいうのも好きだしバカにはしていないんですけど、最初はこんなのも一回やってみるかと思ってライブでやったら、それが結構好評で。

──

なぜそういう曲を作ってみたいと思ったんですか?

takuchan

ある日folk enoughのライブを観にいったときに、井上さんがand young…の “PLAYBOY” って曲をカバーしていたんです。めちゃくちゃ気持ち良さそうで「あの曲は俺にとって、梅沢富美男の夢芝居みたいなもんやからね」って言ってて(笑)。でも、ああ確かにそういう、誰かにとって特別なものというか、心熱くなるような楽曲もひとつぐらい作ってみないとな、と思って作ったのがきっかけだったんですけど。

 

実際、福岡でのレコ発で演奏したときには井上さんがめちゃくちゃ褒めてくれたんです。僕はまあ、どこか冷静に歌っているんですけど「それがいいんよ」って井上さんには言ってもらえて、 “Yumeshibai”は作って良かったなって思っています。

──

リスナーの心を揺さぶるような、代表曲になりそうな楽曲ができて、バンドとして一段上のフェーズに進んだ感じはありますか?

takuchan

そういう曲を作ることはバンドとしては必要だなとは思うんですけど、呪いでもあるなと思うんですよ。

──

呪いですか。

takuchan

例えばくるりで言えば “東京”とか、ライブに行ったらこれが聴きたかった……っていう名曲はリスナーにとっては必要なんだろうけど、バンドにとってはしんどいだろうなとは思いますよね。やりたいやりたくないに関わらず、やり続けなくてはいけない。もちろんまだこれから育つもんだし、そういう曲を作ってなんぼだと思うので、作れたことは嬉しいことではあるんですけどね。

捻くれてるわけじゃない、オルタナギターロックへの、音楽への愛

──

 takuchanはラジオ番組で、『HAO』はNYAIなりの「オルタナエチケット」を意識して作ったとおっしゃってましたよね。この言葉、どういう意味なんでしょうか?

takuchan

あれは元々2907831のしのぶさんが言ってたんですけど、もはやギャグです(笑)。「オルタナとは、こういうものである」という共通認識みたいなものかな。僕らもいい歳なんで、音楽に対してそんなに崇拝しているものも神聖視しているものもないんですよ。やっぱり現実を見た上で音楽は楽しんでいるし、カート・コバーンみたいに若くして死んでるわけでもないし。「俺たちオルタナティブ」って思ってやってた時期もあるし、今でも好きだし、バカにしている訳じゃないんですけど。

──

「俺たちオルタナ」って思っちゃったりするのが面白くなってるってことですかね?オルタナって今のtakuchanにとってはどういうものなんでしょうか。

takuchan

スタジアムロック全盛期にNirvanaが新しいってもてはやされて「これがオルタナティブ・ロックだ」って言われた歴史があって。今あるものに対して違うアプローチができたもの、ってことなんだろうけど、僕たちの音楽は単純に80年代後半から90年代初頭に「オルタナティブ・ロック」と呼ばれた、好きな音楽の要素を持っているということですね。僕はそれ以外の意味では自分たちの音楽を「オルタナ」だとは思っていないかなぁ。

 

でも強いて言えば、周りがやらないような要素を入れるようにしたり、周りにないものを敢えてやったり、取り入れることなのかなぁ。オルタナ……何なんでしょうね、ちょっと大人になってしまったので、難しいですね(笑)

──

それでもオルタナを、ギターロックをやり続けるんですよね?

takuchan

だいぶ前からシティーポップが流行り始めて、福岡でも大学生とかシティーポップをやるバンドは飽和しちゃっていて。そういう時代だからこそ、NYAIの楽曲が新鮮に感じることもあるのかなと思っています。そもそも1stを出したときから僕の認識の中でも、「もうギターロックなんて誰もやってないし古いな」っていうのは感じてたんです。だけどそういうバンドがやりたかったから、古いって分かっていながらやってるって感じですね。単純に楽しんでいるんですよね。まあ、僕はこれしかできないっていうのもあるんですけど。

──

『HAO』のサウンドにも歌詞にも一貫して漂っているのは、諦めている感じというか、世間と自分たちの良いと思うもののギャップを埋めようという足搔きではなく、埋まらないまま認める冷静さと優しさみたいなものだな、と思っているんです。お話を聞いていて、バンドをしたり音楽をつくることそのものに対してもtakuchanは常に冷静さがあって、そのあたりが「捻くれ」ギターロックって言われる所以なのかなと感じました。

takuchan

若いバンドと話すと、やっぱり音楽に対して真っ直ぐで純粋で情熱的じゃないですか。僕にもそういう時代がなかったわけじゃないとは思いますけど、その歳の頃にはバンドを始めていないですし。結構大人になってから始めたので、ある程度冷静ではありますよね。

 

だけど音楽を愛していることには嘘はないですよ。リスナーとして夢中になったという事実もあるし。だからそれも含めて、僕は音楽を作ることは心から楽しいですよ。捻くれてるわけじゃないと思うんだけどなあ(笑)

──

そうですね、一見捻くれているようなものの捉え方って、ものごとを真っ直ぐ見ている人だからこそできることなんだろうなって感じています。

バンドをやりたくなるような音楽をつくるバンド

──

影響を受けた音楽の話が出てきましたけど、NYAIの音楽を聴いた人にもルーツなどをきっかけに色んな音楽を知ってもらいたい、っていうことは考えていますか?

takuchan

そうですね。あとは聴いた人がバンドをやりたいと思うような作品にしたかったんですよ。僕がリスナーとして聴いていた当時から、やっぱりくるりとかSUPERCARって音楽をたくさん聴いてる人たちの音楽だなっていうミュージュクラバーっぷりがすごかったじゃないですか。だから確実に「バンドって色んな音楽を吸収して楽しんでいいんだ」っていう入り口になってるんですよね。

 

『HAO』は、これまで聴いてきた色んな音楽から、本当に自分が聴いていて良いと思ったもの、演奏していて気持ち良いと思ったものをうまく抽出できたかなと思っていて。まあでも、そこまで大それたことをしているつもりはなくて、音楽が好きなだけなんですよ。

──

『HAO』製作を経て、NYAIというバンドに変化はありましたか?

takuchan

『HAO』を作る前にベースがたにがわ(シュウヘイ)さんに変わったんですけど、彼はthe perfect meとかナンジャカとか色んなバンドをやっていたりサポート経験も豊富で、本当にできる人なんです。だからライブのこととか技術的なところもいろいろ支えてもらってるし、なによりバンド内の風通しが良くなったんですよね。僕がメンバーに上手く伝えられなかったことを、たにがわさんが明確に翻訳してくれるようになって、本当に助かっています。この新体制の5人で『HAO』は作ったんだなっていう気持ちがしみじみありますよ。

──

takuchanは今、バンドをやってみて良かったなって思っていますか?

takuchan

僕にとっては音源をつくることが本分なんですけど、それはやっぱりメンバーと一緒じゃなきゃできないんですね。でもみんなの生活ペースが変わったときに「これではバンドが続けられないと思うんだけど、みんなはどう考えてる?」って話し合うような、バンドの危機みたいなものはありました。

 

結果的にできる範囲でゆるやかに活動しようということに収まったんですけど、なんとか続けているとイベントに呼ばれるようになったり、僕らのこといいって言ってくれる人たちと出会えたり嬉しいこともあるので続けていられるなって思います。

 

僕たちみたいなインディーバンドなんて、わざわざ辞めなくても続けようと思ったらゆるく続けていけるんですよね。とは言えここまで続けてこれたのはバンドメンバーがいてくれたからだと、本当に感謝しているしメンバーへの愛は深まりました。『HAO』という、思っていたよりまだ活動が広がっていきそうな良い作品が作れたと思いますし、こんなゆるやかな活動の中でも見つけてくれていたリスナーの方に、恩返しができたかなと思っています。まあ、これからのことはどうなるか分からないですけどね。

作品情報

 

 

アーティスト:NYAI

タイトル:HAO

発売日:2019年7月3日

価格:¥2160(税込)

レーベル:ニャイちゃんレーベル(NYAI-002)

 

収録曲

 

01.Jackie chan`s J

02.Noise 

03.Buckwheat 

04.Yumeshibai 

05.Boredom 

06.22column 

07.Chinese daughter 

08.Spicy beans
09.Circular saw 

10.Ghostly turn 

11.Meaningless   

NYAI(ニャイ)

 

 

福岡でゆるゆると活動を続けるNYAI(ニャイ)。90年代インディギターバンド、オルタナティブバンド周辺に影響を受けた潔いバンドアレンジとひねりの効いたメロディを持つ男女混成ボーカルギターロックバンド。

2016年に全国流通1stフルアルバム『OLD AGE SYSTEMATIC』をリリース。2017年には2ndミニアルバム『Out Pitch』をリリース。

ユーモアやゆるさを持つバンドの雰囲気で国内外にじわじわとファンを増やし続けている。

(左から)たにがわシュウヘイ(Ba)、ABE(vo/key)、アヤノ・インティライミ(dr)、takuchan(vo/gt)、showhey(gt)。

 

公式HP:https://takumahatensi.wixsite.com/nyai-on-web

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